俳優・内藤剛志さんにとっての
全視界メガネとは?(後編)

Q. 番組によってメガネ選びは変わりますか?
番組によってメガネ選びは変わりますか?

バラエティー番組や、
司会を長く務める番組収録の時は、
軽いメガネがよいので、
フレームの下が無いものや
レンズだけのツーポイント止めのものを選びます。

ドラマや映画では、
役柄の要求に応じてさまざまです。
たとえば今まで演じたことのない役をやるときは、
普段選ばないようなメガネを敢えて選ぶ時もあります。
何気なくかけたメガネで、
役の幅がぐっと広がると感じる時もあります。
むしろ、そういう出会いがすごく楽しみ。
いい仕事ができそうな、そんな期待も生まれてきます。
Q. 仕事の時は、全視界メガネですか?
そうです。収録のとき、遠いところにあるモニターを見たり、
手元の台本を見たりと、遠く、近くの確認が繰り返しあるので、
全視界メガネだと便利です。
特に生放送の時などは、見落としたりすると困るので、
必要不可欠になりますね。

Q. 内藤さんは「技術」を大切にしていると
お聞きしますが?
そうですね。
プロというのは、圧倒的な技術を持っている人のことだと、
ずっと思ってきました。
ですから、技術という言葉はもちろん、
日々仕事をする時も、つねに技術を重用視しています。
Q. 内藤さんにとって、流行とは何ですか?
さきほどの技術論から言えば、
流行は割と手前の部分にあるエッセンスだと思います。
しっかりした技術が奥底にあって、
そのうえで流行が取り入れられたものは、
素晴らしいと感じることができます。
しかし技術が感じられない場合、
それは非常に悲しい姿ではないでしょうか。
ですから私は、流行だけを追うことはしません。
話は変わりますが、
メガネにも同じようなことを時々感じます。
つまり、しっかりとした技術があるかどうか。
流行だけを追っているものは、
やはり素晴らしいと感じられない。
私はそういうメガネは選びません。

Q. まわりの方々からメガネが似合うと
言われることは多いですか?
比較的多いと思います。
メガネが似合うと褒めていただけるのは、
正直とてもうれしい。
プロが作る、プロの技術を感じる、
そんなメガネが似合う自分でありたいと思っています。
Q. 内藤さんにとって、大人のメガネ選びとは?
自分を気持ちよく切り替えてくれる。
そんなメガネを知っている、
選んでいる人が、大人だと思います。

私の場合、
まず仕事の時、役に気持ちよく切り替えてくれる、
そんなメガネが必要になります。
仕事をする時、
瞬間的に役の世界へと導いてくれるメガネは、
とても大事ですからね。

仕事前や、オフの時は、サングラスが好きです。
運転の時も度つきのサングラス。
プライベートで沖縄に行ったりする時は、
派手な色の明るいフレームをかけます。
もちろんフォーマルの時はまた違う感じのものをかけます。



1日のなかでも、
あるいは日々の暮らしのなかでも、
人間には実にいろいろな瞬間が訪れるものです。
その時その時に、自分がいちばん気持ちよく切り替えられる、
そんなメガネをつねに持っている・・・。
大人のメガネ選びって、そういうことだと思いますね。

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